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全面イラストをあしらう場合の折り方

正方形に全面イラストをあしらう場合、「折り方」で説明している折り方で折り目を付けると、印刷が少しでもずれてしまったときに正方形の中に印刷のない白い部分が見えてしまったりして、かっこわるいものになってしまいます。

なので、イラストの印刷がある場合は、角AとBを合致させる折り方をするのではなく、まずイラストの正方形の四辺に沿って折り目を付け、それから組み立てるといいと思います。
こんなふうに。


CDデータ面との接地領域には気をつけてください

CDを紙で包み込む形なので当然のことなんですが、CDと紙が接触する領域が存在します。
紙の全域を使って自由にデザインすると、CDのデータ面と紙の印字されたインクが接触して移り、データを読み込めなくしてしまうおそれがあります。

以下の画像で薄い茶色で示した部分がその領域にあたります。
インクジェットなど、接触やこすれでインクが写る印刷を用いる場合は、データ保護のためにこの領域への印字は避けてください。


参考までに、レーベル面と接地する領域はこちら。
濃い茶色の領域です。

裏ジャケット面の余白について

家庭用プリンタやコンビニコピーでは必ず紙の端に余白ができます

家庭用プリンタやコンビニコピーを利用する場合、印刷機はそのサイズの紙に対して必ず自動的に余白を作ります。
A4といったらA4全面に印刷できるわけではなく、A4のふちに余白が作られてしまいます。
これは回避できません。

余白の大きさは「A4だったらふち5mm程度」とのことですが、プリンタにもよると思うので、各自必ずテスト印刷をして試してみてください。

この折り方では、紙のふちがジャケット面には来ないようになっているので、ジャケット面は全面自由にデザインできます。
しかし裏ジャケット面(組み立て後のウラ面)には紙のふちが来るようになっているので、その点を考慮してデザインしてください。

また、この余白のため、「ジャケット面と裏ジャケット面すべてを色つきのデザインにしたい」ということはできません。
紙の表と裏すべてに色を塗っても、紙のふちに白枠ができてしまうので、裏ジャケットは必ず印刷付加領域である白い帯ができるものと思ってください。




これをどうしても回避したい場合は以下を参考にしてください。

回避方法: 大きいサイズの紙に印刷してA4に断裁

A4よりも大きなサイズの紙の中でA4用紙のためのスペースをとり、その中でデザインしてください。
そして印刷後にA4に裁断すれば、紙のふちがA4ではないところにくるので、折り紙のふちに余白はできません。

回避方法:印刷所を利用する

印刷所の印刷は、家庭用プリンタやコンビニコピーと違って、A4で注文したらA4全面を印刷領域として使うことができます。
上で挙げた断裁を、印刷所の方でやってくれるからです。
印刷所に提出するデータはA4ぴったりではなく、A4+塗り足しが必要になりますので、家庭用プリンタ用のデータとは勝手が違います。ご留意ください。

【テンプレ更新】 折り線の交点に十字線を記したレイヤーを追加しました

2014/01/27
スカイハイツオーケストラさんがこのCDケースの折り方を使って作ってくださった無料配布CDで、「折り線の交点に十字線を入れる」ということをなさっていたので、確かにそのほうがわかりやすいと思い、フィードバックさせていただきました!

折り線を全部印刷してしまうのは折る際にズレが生じたときすこぶるダサくなってしまうので避けたほうがいい事ではあったのですが、かといって折り線一切なしというのも不親切だし、どうしたものか悩んでいました。

こんな十字線のレイヤーを追加して、テンプレファイルを更新しました。


このくらいの十字線なら画像に少しかぶって印刷されても問題ないかな、と思います。
使うか使わないかは作る人の判断にまかせますが、あったほうが便利なのは確かなので、テンプレファイルに追加しておきました。
なお、画像にかぶる部分は黒線じゃなくて白線にすれば、折ったときに紙が白くなるのと同化してちょうどいいかもしれません。

◆before

◆after

Q:最低限必要な絵の大きさは? →124mm×124mmです

2018.4.30-

このA4CDケースに配置したい「絵」の、最低限必要な大きさは「124mm×124mm」です。


ぴったり折れなかった時のための保険

もう少し大きい絵を印刷しておくと保険になります。
塗り足しとして上下に+3mm・左右に+3mmあるといいと思います。

130mm×130mmの絵を配置して、ガイド線なしで折った場合


この写真は、A4CDケースに130mm×130mmの絵を配置して、ガイド線は引かず、CDの大きさのみを頼りに手折りしていったケースです。
これはそのケースの裏面にあたるわけですが、このくらい塗り足しが裏面に出てきます。
なので表面に塗り残し(白い部分)が見えてしまうということはありませんでした。
130mm×130mmは安全に印刷・ケース形成できるサイズの目安だといえると思います。お試しください。

量産に対する工夫: 工程の分業

2018.5.7-
何十枚と印刷して量産する時のこつを書いておきたいと思います。
「一個一個組み立て完成までやっていく」行為が苦ではない人はそのままでいいんですが。
何十枚と印刷して何十枚も組み立てる場合「終わりが見えない…」「こんなに頑張って折ってるのに、いっこうに紙が減らない…」「なんで自分で組み立てるケースやろうなんて選んじゃったんだろう…」と後悔することもあるかなと思いました。

こうした苦痛を少しでもやわらげたいと思います。

「一個一個組み立て完成させてゆく」のではなく、「工程の単純なところで区切って全量こなす」×4回という周回プレイのほうが、手の単純動作の繰り返しになりますので、やりやすいかもしれません。(自分はやりやすかった)

このケースを量産する方の参考になれば幸いです。

[分業1] まず全量に折り目をつける

まず全量、「折り方」で説明している「折り目の付け方」までの工程を終わらせます。一枚終わったら開いておき、その状態で重ねていきます。 こんなふうに重ねてゆきます。


[分業2] 3箇所たたむ

次に全量、「たたみ1」「たたみ1」「むこうにたたむ」の3箇所をたたみ、その状態でまた重ねていきます。 この赤い線のところだけをたたみます。

重ねてゆくとこんなふうになります。


[分業3] 組み立てる

次に全量、「たたみ2」「たたみ3」「入れ込み4」を行います。
つまり1つずつ組み立て完了まで済ませるということです。

[分業4] CDを入れる

それからCDを入れます。
CDを入れる時は紙にひっかけてしまったり折れてしまったりすることがあるので、気を遣う作業です。なのでCDを入れるのは最後の工程にして、一枚ずつゆっくり丁寧に入れていくのがいいです。

【FAQ】 Illustratorファイルを印刷してみたらズレて印刷されてしまい正しく折れないんだけど…

「ページ分割」がずれてしまうことがあるようです。

もし用紙設定からズレてしまっている場合は
「ファイル」→「用紙設定」でA4を選んでください。

そしてツールバーの「ページツール」をダブルクリックすると、
アートボードとページ分割が合います。

ツールバーから「ページツール」が見つからない場合は、
「手のひらツール」になっていると思います。
「手のひらツール」を長押しすると

「手のひらツール」か「ページツール」を選ぶ小窓が出ますので、
ページツールの方を選んで、
それからページツールのアイコンをダブルクリックしてください。



参照)
http://adobe-illustrator.nasoine.com/entry/dtp_008.html
http://cswmoon.blog12.fc2.com/blog-entry-426.html