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A4 CD Case ver1.1.9 開発経緯

そもそも

わたしがこのケースを考えた経緯は、もともと「自作音楽CDの無料配布をしたいと思ったとき、気軽に使用できる紙ケースが欲しかった」ことです。

A4で折れるCDケースを初めて知ったのは、2004年に Double CD Case のページを見たときです。
たいへん感動したのですが、わたしにはうまく折れなかったり、外れてしまったりして、「もっと他の折り方で自分の欲しいケースを作ることはできないかな」と思っていました。

そして、わたしが使いたい「気軽に使えるCDの紙ケース」の条件は
●ジャケット面として、写真や絵を欠けることなく使用できる正方形の面が一面存在すること
●印刷面が紙の片面だけで済むこと
●断裁不要であること
●手順を示した線の印刷がなくても折れること
●CDを包み込む型だとCDを出し入れするたびに紙が疲弊し劣化を加速させるので、CD差込型であること
●糊、テープの補強がなくても崩壊の心配がないこと
という点を満たすものが欲しかったので、それが叶うように考えました。

着手のきっかけについて

2011年に学校で「卒業制作としてなんでもいいからなんかデザイン作品を提出せよ」と言われたことがきっかけで、こうしたものを検討・試行錯誤する時間ができ、これを形にすることができました。
学校には捨ててしまうA4のプリントがたくさんあって、もったいないなあと思っていました。
でも卒業制作を「A4で折れるCDケース」に据えてからは、「いや、どうせ捨てられるしかないのなら、遠慮なく試行できる」と思い、たくさん折って考えました。
家には「あとは捨ててしまうだけのA4用紙」などどいうものはなかったし、新聞の折込チラシはA4じゃないですし、家では机が狭くて気軽に試行することはできなかったので、学校環境は大きな助けになりました。

謝辞

学校の嘱託講師の先生には、特に熱意をもって応援していただき、とても救われました。
「いいものを考えつけたかもしれない!話きいてください!」と話しかけたときに嫌な顔ひとつせずに聞いてくださった先生のおかげで完成に漕ぎ着けたと思います。
ありがとうございました。

履歴

●2004年 - Double CD Case を見て感動
●2011年1月初旬 - 卒業制作のためにA4で折れるCDケースを考えて提出しようと決意
●2011年1月19日 - 試行のすえデザイン決定
●2011年1月28日 - テンプレートai完成、学校に提出(卒業制作)
●2011年2月14日 - http://amat.sakura.ne.jp/case119.html で公開開始
●2012年5月13日 - 公開場所を http://d.hatena.ne.jp/A4CDcase/ に移転
●2018年10月13日 - 公開場所を https://a4cdcase119.blogspot.com/ に移転

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